中之島芸術センター 芸術社学共創部門 アート人材育成プログラム「中之島に鼬を放つⅢ」受講生企画
展示・ワークショップ「さぁクル おにクル とらいアル」


新しい感覚への挑戦、あなたも一緒に体験しませんか?
「再生可能エネルギー」、「呼吸」、「夢」というテーマを通じて、五感を使ったアート体験に飛び込んでみましょう。アクセシブルな展示やワークショップで、誰もが自由に参加し、新たな視点や発見を得ることができます。実験的で実践的なアプローチを体感しながら、自分の感性に挑戦する特別な時間をぜひお楽しみください。
●ワークショップ
サステナブル茶会―電気を味わう―
呼吸を介したコミュニケーションスキル向上 ―演劇的手法を用いた呼吸ワークショップ―
●展示・トークイベント
ゆめクラウド ―睡眠中の夢で遊ぼう―
日時:12月13日(金)〜12月15日(日)10時〜18時(最終日のみ17時まで)
場所:茨木市文化・子育て複合施設 おにクル
1Fオープンギャラリー /7F和室・屋上広場
=======================
≪ワークショップ≫
サステナブル茶会
―電気を味わう―
日々何気なく使っている電気。その背景にある、私たちの環境や未来への影響を、五感を通じて感じてみませんか? 本企画では、和室での お茶会の中で、エネルギーと私たちの暮らしとのつながりを考えるきっかけを提供します。静寂の中で味わうお茶の風味、畳の感触、そしてアーティスト檜皮一彦による再生可能エネルギーを使用したインスタレーション。これらが織りなす空間で、普段の生活では気がつかない電気の重要性や、持続可能なエネルギーの可能性について、新たな視点を得られるかもしれません。子どもから大人まで、どのような方でもご参加いただけます。日本の伝統とテクノロジーとアートが融合するこの空間で、エネルギーについて、共に考え、感じ、語り合いましょう。
場所:7F和室
各回:8名
対象:どなたでも ※小学生以下の方は保護者とご参加ください。
アクセシビリティ保障への取り組み:スロープ設置・UDトーク・椅子
お申し込みはこちらから
=======================
≪ワークショップ≫
呼吸を介したコミュニケーションスキル向上
―演劇的手法を用いた呼吸ワークショップ―
普段私たちは、意識を向けることなく、「ぞんざいに」呼吸をしています。気が付くと、息を止めていたり、浅くなっていたり、時には過呼吸になることもあります。演劇の基礎的な練習の中には、呼吸に着目して緊張を軽減したり、他人とのコミュニケーションをとる事を容易にしたりする手法があります。そういった練習を通じて、普段のコミュニケーション能力の向上をはかると同時に、丁寧に呼吸を意識して他人と出会う、歩いてみるなど、実際に体験してみましょう。また、最後には、少し演劇「のようなもの」を準備しています。私たちとちょっと「呼吸」を感じてみませんか?一か所でゆっくり行う、館内を練り歩く、文字によって情報保障をしたものなど、複数の選択肢をご用意してお待ちしています。
講師:英衿子(ハナさくラボ)
場所:1Fオープンギャラリー/7F和室・屋上会場
各回:10名
対象:どなたでも
アクセシビリティ保障への取り組み:筆談対応・事前プログラムデータ配布
お申し込みはこちらから
=======================
≪展示・トークイベント≫
ゆめクラウド
―睡眠中の夢で遊ぼう―
『ゆめクラウド』は、みんなが寝ているときに見る「夢」をあつめるプロジェクトです。
夢は、人生の1/3を占める睡眠と深く関係しており、古来から創造性やイマジネーションの源泉として位置づけられてきました。そんな夢の世界にアクセスしてみましょう。
夢短冊や絵などの展示、トークイベント、音声と映像ブースetc.眠りにまつわる自分の気持ちや悩み、アイデアを自由に表現して遊んでみませんか?
夢を見ない方や、覚えていない方も大歓迎です。睡眠が苦手だと感じる方も、ぜひ気軽にご参加ください。
夢は、あなたが「知らないことさえ知らないこと」を知っていて「忘れたことさえ忘れたこと」を覚えてくれているかもしれません。
あなたは『ゆめクラウド』で何をみつけたいですか?
場所:1Fオープンギャラリー
対象:どなたでも
アクセシビリティ保障への取り組み:絵で、文字で、いろいろな言葉で、さまざまな形で楽しめるコーナーを用意しております。
詳細はこちらから
=======================
トークイベント「あなたの物語をひらく」
―本と夢の世界から―
ゲスト:山下朋美(大阪大学大学院人間科学研究科助教)
12月15日(日)13:00~14:30
本、映画、音楽。物語に触れるとき、しばしば単なる楽しみを越えた自分との対話や、人生に対する気づきがもたらされることがあります。この作用は世界的に着目され、読書療法(ビブリオセラピー)として国家資格が設けられたり本が「処方」される国も存在します。
今回は「対話的ビブリオセラピー」「ナラティブアプローチ」の研究者である山下朋美さんをお招きし、物語から展開される気づきや生きる力についてお話いただきます。
場所:1Fオープンギャラリー
各回:20名程度 ※申し込み不要
対象:UDトーク対応
=======================
【中之島に鼬を放つⅢ——大学博物館と共創するアート人材育成プログラム】
本プログラムは、大阪大学中之島芸術センター、大阪大学大学院人文学研究科、大阪大学総合学術博物館が共同し推進するアート人材育成プログラムです。今日のアート人材には、多様な芸術ジャンルに精通し、現代文化の複雑な諸課題に柔軟に対応できる実践力が求められています。このプログラムでは、学際性に富み、アーティストとの交渉能力を備え、地域社会とのファシリテーション力を持ち、アート創造のプロセスに関わることのできる能力を持つ人材を育成します。
リサーチ・フレームの一つに位置づけられる≪臨床のアート≫ではアーティスト檜皮一彦を講師として迎え、アートとアクセシビリティをテーマに、アートプロジェクトの企画から実施まで実践的に身につけます。
【運営体制】
企画制作:中之島に鼬を放つⅢ受講生(アクセシビリティ・リサーチ・ジャム)/山﨑達哉、鄭実香(大阪大学中之島芸術センター)
企画立案:小野毅、板東靜、堀江紗世
プログラムアドバイザー:檜皮一彦
企画アドバイザー:川口万喜、國米翼、曽我航
デザイン:林加津葉
協力:茨木市
【中之島に鼬を放つⅢ——大学博物館と共創するアート人材育成プログラム】
主催 大阪大学中之島芸術センター・大阪大学人文学研究科・大阪大学総合学術博物館
連携 あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール/淨るりシアター/公益財団法人吹田市文化振興事業団(メイシアター)/豊中市都市活力部魅力文化創造課/兵庫県立尼崎青少年創造劇場(ピッコロシアター)/公益財団法人箕面市メイプル文化財団
令和6年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業