大阪大学中之島芸術センター 特別講演「日本の現代演劇における衣裳デザイン・舞台装置」 「制作/プロダクション」という領域は、現代演劇のような上演芸術において芸術創作にも関わる重要な役割を担っているが、演者や作品に比べてその実態について目が向けられることは少ない。この特別講演(全二回)では、公演の制作現場に携わってきた方とともに、現代演劇における衣裳デザイン・舞台装置の内実を考える。本講演は、芸術センターの基盤研究プロジェクト「芸術のプロダクション領域で行き交う実践知と研究知——上演芸術の実際」の研究活動の一環として開催するものです。 高橋 佳代(舞台衣裳デザイナー)「舞台衣裳デザインの魅力」2...
文楽の制作 日本の古典芸能における制作の役割と意義
中之島芸術センター 連続講座 文楽の制作ー古典芸能における制作の役割と意義 「制作/プロダクション」という領域は、現代の音楽・演劇といった上演芸術において芸術創作にも関わる重要な役割を担っているが、演者や作品に比べてその実態について目が向けられることは少ない。とりわけ、上演形態が慣習的に定められた古典芸能ではその傾向が強い。制作は一般的に、企画から広報、舞台マネージメントまで公演のあらゆる部分に中心的に関わるが、古典芸能においてそうした役割はどのような形で現れるのか。またそこには一体どのような意義があるのか。この講座(全二回)では、人形浄瑠璃文楽の制作の現場に携わってきた方とともに、古典芸能の...