演劇とトーク『忘れてしまったことなど』

劇団青年団の結成当初からの劇団員である松田弘子さん、山内健司さんを招き、短編『忘れてしまったことなど』の上演とトークイベントを開催します。映像作品への出演や大学での教育と様々なフィールドで活躍する二人が、なぜいま劇団とは別の枠組みで二人芝居を?俳優の仕事やキャリアについてじっくりとお話を伺います。

日時:2025年8月16日14:00~15:30 (13:30開場)
場所:大阪大学中之島芸術センター 3階スタジオ (大阪市北区中之島4丁目3-53)
入場無料(要事前予約):https://onac20250816.peatix.com/

第1部:『忘れてしまったことなど』上演 (上演時間:25分) 
作・演出:荒悠平 出演:松田弘子、山内健司 フランス語監修:志村響

第2部:トークイベント
登壇:松田弘子、山内健司 進行:伊藤寧美(大阪大学)

問い合わせ:secretary.art@ml.office.osaka-u.ac.jp(中之島芸術センター事務局

主催:大阪大学中之島芸術センター、大阪大学大学院人文学研究科芸術学専攻演劇学コース

プロフィール
荒悠平(作・演出)
ダンサーです。ダンサーですが、戯曲を書き、演出をし、作曲し、プロデュースもするし会社員としても働いています。過去には劇場の舞台にも多く立っていましたが、最近はオルタナティブな場所(ライブハウスとか本屋とか銭湯とか元クリーニング屋とか)で踊ることが多いです。自由で面白いからです。ダンスがいちばん自由で真摯で面白いと思ってダンスを始めたので、すべてダンスの続きです。松田弘子と山内健司は素晴らしい俳優で、人間的な魅力が一般的な形に収まらずあちこちからはみ出しており、『忘れてしまったことなど』はそのふたりに当て書きして作られたお芝居です。今の世の中でもっとも自由で真摯で面白い上演のひとつだと思っています。
(*荒悠平さんはイベント当日は登壇されません。)

松田弘子(出演)
俳優。劇団青年団所属。そのほか、あなざ事情団、コココーララボ、ひとごと。などのユニットに参加。現代口語演劇から観客参加型演劇、こどもとつくる舞台までさまざまな表現に挑戦し、スターリン(平田オリザ『ヤルタ怪談』)、天使(荒悠平『忘れてしまったことなど』)、祖母(本橋龍『湿ったインテリア』)などを演じている。
最近の出演作品は、演劇は、ウンゲツィーファ『湿ったインテリア』(2025)、映画は、『BAUS 映画から船出した映画館』(2025)、『義父養父』(2023)、『マリの話』(2023)、『ドライブ・マイ・カー』(2021)、『ほとりの朔子』(2013)など。

山内健司(出演)
俳優です。劇団青年団では関西に何度もお邪魔してきました。4年前に東京から兵庫県豊岡市に移住しました。新しい大学をつくることに夢を感じて、兵庫県立芸術文化観光専門職大学の教員をしています。
演劇の姿が、コロナにかけて決定的に変わったと感じています。いよいよ経済が厳しくなって、今までのワクワクする演劇たちは、見る人もやる人もお金持ちしかできなくなりつつあります。
いやいやでもでも、どう考えても演劇はなくなるわけがありません。いろんな仲間を探していますので、よろしくお願いします。 最近の出演作品:『日本文学盛衰史』(作・演出:平田オリザ,2022)、『コココーラ』(作・演出:荒悠平,2023)