展覧会「旅するカミサマ、迎える人々~伊勢大神楽と阿波の木偶まわしにみる家廻り芸能の現在」

会期:11月5日(火)~12月21日(土)10:30〜17:00(最終日も同様)
※月曜、祝日休み
会場:大阪大学中之島芸術センター展示室(4階)
会場住所:〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4丁目3−53
主催:大阪大学中之島芸術センター
協力:伊勢大神楽講社、阿波木偶箱まわし保存会、東北文映研ライブラリー
日本にはかつて、家々を廻って戸口や座敷で芸を演じる「門付け」の芸能者がたくさんいました。瞽女、万歳、琵琶法師など非常に多様な芸能がありましたが、差別や貧困などの理由で、戦後には旅ぐらしの芸能者はほとんど見られなくなりました。しかし、伊勢大神楽は現在も本州西部を中心に、年間を通じて旅を続け、家々で悪魔祓いの獅子舞を舞っており、地域では彼らを迎える風習が受け継がれています。また徳島県には、三番叟やえびすなどの人形芸を行う木偶(でこ)まわしがあり、最後の門付け芸人からその芸能と訪問先が継承され、家廻りの現場が守られています。本展示ではこの二つの稀有な芸能に注目し、獅子頭や人形をはじめ、様々な道具を紹介します。また、他にも地域芸能の担い手による家廻り行事が日本各地にあり、それぞれに共通点も見出せます。展示室で映像アーカイブを見ながら、なぜこんなにも家を訪ねる芸能が大事にされてきたのか、考えてみませんか。
<展覧会関連イベント>
詳細な情報、お申し込みはこちらからどうぞ:https://www.art.osaka-u.ac.jp/news/4018.html
12月6日(金)ギャラリートーク 「伊勢大神楽はどんなくらしをしているの?」
12月7日(土)伊勢大神楽実演「神楽が大阪中之島にやってくる!」
12月21日(土)伊勢大神楽映像「それでも獅子は旅を続ける~山本源太夫社中伊勢大神楽日誌~」上映会とオンライン・アフタートーク
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