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中村恭子日本画作品展「風景の肉体」

大阪大学中之島芸術センター開館記念企画
中村恭子日本画作品展「風景の肉体」

日本の古画に見られる書き割りのような図形平面の山並み風景は、
向こう側への視界を遮る知覚可能な限界として「バウンダリー」でありながら、
向こう側としてさえ概念化できない外部を召喚する「フロンティア」でもある。
明確に知覚される物質的な体に、外部という抽象性を召喚するとき、
人にも「書き割りの風景としての肉体」が備わるのではないか。
そのような創造様式を捉えた中村の制作の実践を示します。

展覧会の詳細:
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[期  日]2023年9月6日(水)〜9月30日(土) 月・祝休場
[入 場 料]無料
[時  間]10:30~17:00
[会  場]〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4丁目3−53大阪大学中之島センター
      大阪大学中之島芸術センター4階展示室+5階いのち共感ひろば
[主  催]大阪大学中之島芸術センター、社会ソリューションイニシアティブ(SSI)
[助  成]科研費基盤研究(C) 23K00237, 22K12231
[問合せ先]TEL:06-6444-2139 (大阪大学中之島芸術センター)
      E-mail:kyoko.art@osaka-u.ac.jp (中村恭子)

イベント情報:展覧会記念公開シンポジウム「創造の装置」

フロンティア・バウンダリーは、
郡司が『やってくる』(医学書院、2020)で示した概念構造である。
フロンティアという抽象とバウンダリーという具象を
接続しようとする努力の果てにある諦めが、
創造を生み出すということの意味を、分野を超えて議論する。

[期  日]2023年9月9日(土)
[参 加 料]無料・事前予約不要
[時  間]14:30~16:00
[会  場]中之島センター3階スタジオ
[登壇者]中村恭子(大阪大・日本画)×郡司ペギオ幸夫(早稲田大・天然知能研究)×伊東信宏(大阪大・音楽学)